BingMapsAPI/準備
Bing Maps API とは
Microsoft が提供する地図 API である.位置情報との連携を中心に様々な機能を提供する.
今回は前項で取得した位置情報を利用し,現在地付近の地図をブラウザ上に表示するアプリケーションを実装する.
特徴
- JavaScript のみで実装可能.
- 機能を実現するために必要なコードは Microsoft が定めている.決められたコードを記述するだけで様々な機能を実装可能.
- 支払い情報など登録する必要なく無料で使用可能.
機能例
- 任意の地点・縮尺で地図の表示.
- 出発地,到着地を指定したルート検索.
- 地図上の任意の地点にピン,Infobox(吹き出し),などを設置.
- 住所から緯度経度を取得.
- 緯度経度から住所を取得.
準備
Bing Maps API を使用するためにはいくつかの準備が必要となる.主な手順は以下のとおり.
- Microsoft アカウントが必要(事前準備済).
- Bing Maps API 開発者アカウントの準備.
- API key の発行.
- (実際にコードを記述する)
開発者アカウントの準備
まずは下記の URL にアクセス!
https://www.bingmapsportal.com
下記の画面から「Sign In」ボタンをクリック.
Microsoft アカウントでログインする.
画面が切り替わるので「Yes, let's create a new account」をクリックし,アカウント情報を入力する.
メールアドレスは Microsoft アカウントと同じものを使用すると管理しやすいだろう.
API key の発行
アカウントが作成できたら,画面上部のタブの「My account」 -> 「My Keys」をクリックする.
アプリケーション名を入力し,API key を作成する.アプリケーション名以外は初期状態のままで構わない.
アプリケーション名は「何のアプリケーションなのか」がわかる名前にしよう.
作成が正常に完了すると自動的に画面が切り替わる.下図の「Show key」部分をクリックすると API key が表示される.
API key は後ほどコード内に記述する必要があるため,この画面は開いたままにしておくとスムーズである.