ワインを買うならまずグラスを買え

Dec 1st, 2023 lifehack

「酒!飲まずにはいられないッ!」

「おまえは今まで買ったボトルの本数をおぼえているのか?」

グラスがないなら買ったワインの大半をドブに捨てていると言っても過言ではない.なお,筆者はワインの専門家ではないことを付記しておく.

※この記事はG's ACADEMY 脳内アウトプットしてみた編 Advent Calendar 2023の1日めです.

ワインはグラスで味が変わる

ワインを飲む際にはグラスが重要と言われている.なぜだろうか.

形状とサイズ

ワイングラスの形状とサイズは,ワインの風味と香りを最大限に引き出すように設計されている.例えば,赤ワイン用のグラスは広いボウルを持ち,ワインが空気に触れる面積を増やして,香りが開くのを助ける.一方で、白ワイン用のグラスは狭く,冷たい温度を保ちやすく,デリケートな香りを集める形状になっている.

材質

クリスタルや高品質なガラスは,薄くて透明であるため,ワインの色を楽しむことができ,また唇に触れる感覚が快適である.

香りの経験

グラスの口が広いか狭いかによって,ワインから放たれる香りがどのように鼻に届くかが変化する.適切なグラスを使用することで,ワインの香りを最大限に感じることができる.

このように,グラスによって味や香りが異なる.ワインを買うならまずグラスを用意することが大切である.

「適正な評価」で全員うれしい

グラスによってワインの味や香りが変わるが,実はそれだけではない.

例えば,異なるワインには異なるグラスがあり,それぞれのワインの個性や特性を最大限に引き出すように設計されている.これにより,ワインそれぞれの独自性が強調され,飲酒体験の楽しさが増すとともにワインの産地や品種などに対する興味も引き出される.

このように,1000 円台の「安いとされる」ワインであっても,ワインに合ったグラスと組み合わせれば十分に楽しめる.逆に言えば,高級なワインであってもマグカップで飲んでいてはワインの良さを捨ててしまうようなものである.

また,適切なグラスを使用することでワインの質が最大限に引き出されるため,生産者の製品に対する評価が高まる.消費者がワインの本来の味わいや香りを体験できれば,生産者の努力と品質への注力が適切に評価されることにつながる.

つまり,ワインそのものに対する適切な評価を行うためにはグラスが必須となるわけである.ワインを買うならまずグラスを用意することが大切である.

適切なツールや環境に投資せよ

ここまでの話はワインに限ったことではない.例えば,音楽の聴取体験は使用するスピーカーやヘッドフォンに大きく依存する.高品質なオーディオ機器は音楽の細部を明瞭に再現し,聴き手に豊かな体験を提供する.貧弱なイヤホンで聞くだけでは,音楽そのものの価値は測りきれないのである.

また,仕事の効率と成果を高めるためにも,適切なツールや技術への投資が重要である.例えば,メモリ 4GB の PC とメモリ 32GB では作業環境は大きく異なるだろう.移動の多い人であれば,軽量かつバッテリー持続時間に優れたマシンを選ぶことや,容量の大きな回線を整備することも効果が大きいだろう.開発においても Git など様々なツールを活用することでより安全かつ効率的に作業を進めることができる.

活用するアプリケーションについても同様である.昨今は無料では一部の機能が制限され,課金することですべての機能を使用できるものも多い.しかし,すべての機能を実際に使ってみなければ適正な評価を下すことは難しい.必要であれば「コストをかけて使ってみる」ことがとても大事である.ChatGPT は顕著な例だ.

つまり,ワインを買うならまずグラスに投資することが大切である.

まとめ

これらのツールや環境の整備には,人間自身の積極的な情報収集や「投資する」姿勢が求められる.そして,新しいアイデアやアプローチに対してオープンであることが重要である.過去の成功に固執するのではなく,常に新しい方法を試し,適応する姿勢が求められる.

なお,本記事で最も言いたいことは「ワインを買うならまずグラスを買え」である.ワイン以外の分野も取り上げたことで多少なりとも説得力が増していれば幸いである.

以上だ( `・ω・)b